SEAnews 2005-02-02 ArtNo.34933

【チェンナイ】新会社Chitrakoot Steel and Power Pvt Ltd(CSPPL)は45クロー(US$1034万)を投じ、タミールナド州Chennai近郊Gummidipoondi工業団地に海面鉄と鉄鋼の製造施設を設ける。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月29日報じたところによると、プロジェクトは3月に着工される予定だ。米国における訓練を受け、新会社の最高経営者(CEO)に就任したG. Gautam Reddy氏によると、15クロー(US$345万)が投じられる第1期計画では日産100トンの海面鉄製造施設が設けられる。製品の約60％は姉妹会社Viki Industries (P) Ltd(VIPL)に供給される。ＶＩＰＬはGummidipoondi工業団地内で建設用鋼材を製造している。残りの40％はタミールナド州内の鉄鋼会社に供給される。
第2期計画では5クロー(US$115万)が投資され、別に日産100トン海面鉄製造施設が増設される。第3期計画では35クロー(US$804万)が投資され、月産5000トンの鉄鋼プラントと6ＭＷ(ﾒｶﾞﾜｯﾄ)の発電施設が設けられる。
プラントは高価なコークス用炭に換え通常の輸入石炭を使用する。また溶鉱炉の排ガスを利用して排熱再生ボイラーを稼働させ、4.5ＭＷの発電を行う。溶鉱炉の残滓や炭は流動床燃焼(fluidised bed combustion)ボイラーに投入され、別に1.5ＭＷの電力が生産される。1ユニット当たりの発電コストは1.50ルピーと見積もられる。したがって同プラントは低コストな海面鉄／石炭／電力を利用できる。プロジェクトの負債／自己資本比率は2：1。Indian Overseas Bankが融資を引き受けると言う。