1995-10-11 ArtNo.3493
◆<星>シリコン・グラフィクス、HQ/技術センター開設
【シンガポール】サイエンス・パークに9日ASEAN地域本部をオープンしたシリコン・グラフィクス(SGI)は、来月末までに東アジア・テクノロジー・センター(EATC)を設け、域内の顧客に支援サービスを提供する。
映画ジュラシク・パークの恐竜の制作で知られるSGIの地域本部はSteven Szeto重役(MD)に率いられ、マーケッティングの他、ASEAN地域の顧客にサービスや技術支援を提供する。またスタッフは目下の23人から31人に増員される。
他方、4000平方フィートのEATCはハイエンド・コンピュータ・グラフィックの専門家を雇用し、シミュレーターを用いた飛行訓練や外科手術トレーニングのコンサルタント・サービスの他、石油/ガス探査、気性予測、コンピューター分析等のためのスーパーコンピューティング・サービスを提供する。EATCのゴー・エンリム所長によると、こうした活動を通じスーパーコンピューティング、ハイエンド・コンピュータ・グラフィック、各種シミュレーション関連の技術移転が図られる。
SGIはまた向こう9カ月間にインドネシアに続きマレーシアとタイに代表事務所を設ける。同社の95年6月末締め年度年商は22億米ドル、内東アジアの売上が3億米ドル以上を占めたと言う。(ST:10/10)
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