2005-02-02 ArtNo.34925
◆シャープ、Kalyani Sharp Indiaの29%シェア買収準備
【ムンバイ】シャープはマハラシュトラ州Pune拠点の消費者用電子製品合弁会社Kalyani Sharp India Ltd(KSIL)の29%のシェアをパートナーのKalyaniグループから買い取る交渉を進めている。
エコノミック・タイムズが2月1日報じたところによると、交渉がまとまればシャープのKSIL持ち分は現在の51%から80%に拡大する。KSILの株価は現在18.9ルピーほどだが、消息筋は30%のプレミアムを上乗せした1株25ルピーで、交渉がまとまる可能性を予想している。Amit Kalyani取締役は、以上の消息に関して一切のコメントを控えた。
シャープはインドの消費者用電子製品市場の成長の潜在性に注目、合弁会社の持ち分拡大を図っているものと見られる。これ以前には日立がAmtrex HitachiのシェアをLalbhaiグループから買い取った例があり、シャープはインドにおける消費者用電子製品ビジネスの拡大に本腰を入れる腹と見られる。
KSILは1986年にシャープとKalyaniグループの合弁事業として発足、当初、VCR/VCP/VTDM等の製造・マーケッティングを手がけたが、その後冷蔵庫や光電池関連製品等も紹介、商標名も当初のOptonicaからシャープに転換した。
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