2005-01-31 ArtNo.34911
◆Reliance、石油製品パイプライン6本の敷設認可取得
【ニューデリー】Reliance Industries (RIL)は、グジャラート州Jamnagarの製油所で精製した年間3300万トンの石油製品を全国に輸送するため6本の石油製品パイプ・ラインを敷設することを認められた。
エコノミック・タイムズが1月28日伝えたところによると、これら6本とは、Jamnagar/パンジャブ州Patiala間、Jamnagar/ウッタルプラデシュ州Kanpur間、Goa州/アンドラプラデシュ州Hyderabad間、タミールナド州Chennai/カルナタカ州Bangalore間、アンドラプラデシュ州Kakinada/アンドラプラデシュ州Vijayawada間、西ベンガル州Haldia/ビハール州Ranchi間を結ぶパイプ・ラインで、インド政府はRIL子会社のGas Transportation and Infrastructure Co Ltd(GTICL)の使用権(right of user)を認めた。
RILは全国に5849店のガソリン・スタンド網を設けることを計画、これまでに280店をオープンしているが、パイプ・ラインはこれらのガソリン・スタンドに石油製品を送り届ける役割も担う。
石油天然ガス省はROUの発行に当たり、次のように述べている。パイプラインの耐用期間を通じて、これらのパイプラインの共同輸送枠(common carrier capacity)の第1使用権は、パイプラインの所有者以外の全てのパーティーに供される。共同輸送枠にゆとりがあるなら、オーナー自身が利用することができるが、もし他社が共同輸送枠の利用を希望した際には、オーナーは直ちにそれ自身による使用を停止し、利用可能な共同輸送枠の最大限を提供せねばならない。
GTICLはROUを発行された日から3年以内にパイプラインを稼働させねばならない。プロジェクトをスケジュール通り稼働させる保証として、GTICLはプロジェクト・コストの2%もしくは1キロ当たり20万ルピーの何れか高い方の額に相当する取消不能銀行保証(irrevocable bank guarantee)を提出せねばならない。同保証はROU認可後30日以内提出せねばならず、期限内に銀行保証が提出されない場合には、ROUは取り消される。ROUは銀行保証が提出された後発効し、プロジェクトが36ヶ月以上遅延した際、銀行保証は没収され得る。
如何なる企業も共同使用枠の利用をGTICLに求めることができ、石油精製業者や石油製品のマーケッティング保持者に限定されない。
パイプラインの所有権がGTICLからRILに移されたり、GTICLの経営陣や支配権益が改変される際は、石油天然ガス省の事前承認を必要とする。
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