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2005-01-28 ArtNo.34908
◆ジャールカンド州政府、SAILの鉱業リース権の更新棄却
【ムンバイ】国営Steel Authority of India Ltd(SAIL)のジャールカンド州West Singhbhum県Chiriyaにおける鉄鉱山開発計画が大きな障害に直面している。
エコノミック・タイムズが1月25日報じたところによると、ジャールカンド州政府はChiriya鉱山開発の鍵になるAjitapur blockの鉱業リース権の更新を拒絶した。Chiriya鉱山の開発は、2012年までに鉄鋼年産能力を2000万トンに拡張すると言うSAILの計画の重要な一環を成している。
SAILは統一進歩連合(UPA:United Progressive Alliance)政府とジャールカンド州政権を握るインド人民党(BJP)の政治的確執の犠牲になったと言える。最近SAILに合併されたIndian Iron and Steel Company (IISCO)がChiriya鉱山のリース権を保持している。ジャールカンド州政府は、州議会選挙に先立って慌ただしく鉱業ブロック・リース権の抹消を告知(denotification)したが、SAILオフィシャルは、州政府の措置に政治的動機を感じると語った。
ジャールカンド州政府は、「SAILはリース権を取得しながらこれまで開発を行ってこなかった」と、リース権の更新申請を棄却した理由を説明した。SAIL筋はこれに対して、「鉱山の開発を行わなかったのは、鉄鋼市況が不振で、需要が存在しなかったため」と反論している。
鉄鋼省筋は、「問題は、中央政府の鉄鋼相/ジャールカンド州政府の鉄鋼部長/SAIL代表2人/ジャールカンド州政府次長2人から成る委員会の席で解決できたはず」と述べたが、SAIL幹部は法廷で争うオプションも検討すると語った。
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