SEAnews 2005-01-26 ArtNo.34884

【ムンバイ】二輪車の買い換え周期はこれ以前には5年とされていたが、最近は3年に短縮され、今や二輪車需要の60％が買い換え需要で占められている。
エコノミック・タイムズが1月24日伝えたところによると、消費者の関心がスクーターからモーターサイクルへシフトしたこともあって、2001年から2004年の間に買い換えが急増した。買い換えは2001年に販売された二輪車375万台の26.5％を占めたが、2004年には563万台に拡大した二輪車販売の33.9％に達した。2005年の二輪車販売台数は653万台と見積もられ、内378万台(57.89%)が買い換えと予想されている。金利の下降、ライフスタイルの変化、バイクの性能アップ、中古バイク市場の形成等が買い換え周期短縮の要因になっている。
ディーラー筋によると、これまでモーペッドを購入していた階層は、同じ価格の中古モーターサイクルを購入しており、月賦支払いを完了したものは、手持ちの二輪車を売却し、より有利な融資条件の新車に買い換えるのが潮流になっている。一般に車齢3年の二輪車価格は新車価格の60％とされる。
モーターサイクル販売は、二輪車市場全体の11％の伸びを上回る、年率25％の成長を見、二輪車市場全体に占めるモーターサイクルのシェアも1996年当時の30％から現在の80％に拡大した。それとは対照的にマニュアル変速スクーターとモーペッドの販売は過去10年マイナス成長を遂げ、二輪車市場全体に占めるシェアも10年前の61％から現在の僅か9％に縮小した。しかし女性に人気のある自動変速スクーターの販売は過去2－3年35－40％の成長を遂げている。