SEAnews 2005-01-19 ArtNo.34863

【バンガロール】現金自動預払機(ATM)メーカーＮＣＲと、ATM safe(ATMの金庫部分)製造契約を結んだマハラシュトラ州Mumbai拠点のGodrej & Boyce Manufacturing Company Ltd(GBM)防犯機器部門(SED:security equipment division)が、ＮＣＲの国際アウトソーシング拠点を務める可能性が予想されている。
エコノミック・タイムズが1月17日報じたところによると、ＧＢＭは現在、ＮＣＲのためにインド市場向けATM safeの製造を引き受けている。ATM safeはＡＴＭコストの8－10％を占める。
米国における電気製品の安全規格ＵＬ証明(UL certification: Underwriters Laboratories Incが発行)を取得したＧＢＭの防犯機器部門が、ＮＣＲの国際アウトソーシング・パートナーになるには、米国企業Chubb等の国際プレーヤーと競争せねばならない。
ＧＢＭ防犯機器部門主任を務めるD E Byramjee副社長は「ＡＴＭは急速に普及しており、ATM safe国内市場の開拓に努めている」と語ったが、ＮＲＣと国際的アウトソーシング契約を結んだか否かに関してはコメントを控えた。同氏によると、ＧＢＭ防犯機器部門はSteel Authority of India Ltd (Sail)と共同でATM safeの製造に適したスチールの開発を進めている。また日本のコンサルタントを招き、ATM safe製造ラインの合理化を図っていると言う。