【ムンバイ】国営火力発電会社National Thermal Power Corporation (NTPC)は液化天然ガス(LNG)輸入ビジネスへの参入を検討している。
エコノミック・タイムズが1月17日伝えたところによると、NTPCはケララ州Kayamkulamにおける2300MW(メガワット)発電事業用にLNGを独自に輸入する可能性を検討している。同社はKayamkulamにLNG輸入ターミナルを設ける事業化調査をCredit Rating Information Services of India Ltd(CRISIL)に委ねた。Gail IndiaとPetronet LNGが、Kayamkulam発電事業にLNGを供給するため入札したが、NTPCは両社のオファーを棄却するものと予想される。
NTPCのC P Jain会長兼MDは、「入札募集に対する積極的応札は見られなかった」とだけ語り、LNG輸入ビジネスへの参入に関してはコメントを控えた。
中央政府の関係省庁が懸念を表明しているにも関わらず、NTPCの他、少なからぬ公共部門企業が莫大な投資を必要とする前方/後方統合化計画を弄んでおり、Oil & Natural Gas Corporation(ONGC)は発電事業と海運事業への進出を、Indian Oil Corporation(IOC)は国際海運チャーター・ビジネスを、Shipping Corporation of India (SCI)はコンテナ・ターミナルの経営を、それぞれ計画している。