SEAnews 2005-01-17 ArtNo.34841

【バンガロール】システム・レベルのEDA(electronic design automation)ソフトウェアおよびサービス・サプライヤーとして知られる米系CoWare, Incは、インドにおけるスタッフを過去1年間に35人から75人に倍増した。
エコノミック・タイムズが1月7日報じたところによると、非公開のスーパー・スペシャリティー企業CoWareは、世界的に200人のスタッフを擁するに過ぎないため、インド・スタッフを75人に倍増した意味は大きい。
CoWareのAlan Naumann社長兼ＣＥＯによると、インドは同社ビジネスの要であり、主要な活動拠点でもある。チップ・デザインは10年ごとにオーバーホールされており、今がその時と見られるが、CoWareの方式が次代のサクセス・ストーリーを創造するものと予想される。
半導体工学とソフトウェア・デザインの強みを兼ね備えるインドは、シリコン・デザイン領域に強固な足場を築く最良の機会を保持している。取り分け次世代のチップ・デザインはソフトウェアが鍵になる。インドは次代のシリコン・バリーに成ることができ、既にＳＯＣや組込ソフトに照準を合わせるトップ・チップ会社が相次いで進出、そうした方向に向けて離陸しつつある。CoWareはこうした潮流に乗り、ＥＳＬ(Electronic System Level)製品およびサービス市場を開拓する。
CoWareはソフトウェア・デベロッパーとハードウェア・デベロッパーのブリッジを務める。約2万のユーザーにより採用された同社のチップ・デザイン方式は、向こう18ヶ月以内に業界の主流になるものと見られる。同社は1年内に株式の公開公募(IPO)を行う予定と言う。