2005-01-17 ArtNo.34840
◆マイクロソフト、R&Dセンター設置、インド政府と覚書交換
【バンガロール】米国拠点のソフトウェア会社Microsoftは12日、カルナタカ州BangaloreにMicrosoft Research India (MSRI)センターをオープンするとともに、科学技術海洋開発省と、様々な科学技術研究プロジェクトを共同で進める覚書を交換した。
エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルド、ヒンドゥー・ビジネス・ラインが1月13日報じたところによると、MSRIと科学技術海洋開発省は、手始めに地理情報システム・プロジェクトを共同で進める。地理情報システムは、衛星画像やリモートセンシング、その他の地理データ等を、地理情報インデックス・データベースに収納することを可能にする。
R&Dセンターの開所式を主宰したKapil Sibal科学技術相によると、インド政府は『国家宇宙情報インフラストラクチャー(National Spatial Data Infrastructure)』計画を閣議承認し、詳細を詰めている。全国作図政策(national mapping policy)も間もなく実行に移される。しかし同相は、共同研究に津波警報システムの構築が含まれるか否かについては明らかにしなかった。
MSRIのP Anandan重役(MD)によると、同センターはコンピューター科学およびソフトウェア工学領域の長期的な基礎・応用研究を手がけ、マイクロソフトが米国以外の地に設けた3番目のR&Dセンターで、インド政府や公共民間の研究機関とより多くの共同プロジェクトを手がける方針と言う。
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