【ニューデリー】農業化学/製薬関連の研究/製造サービスを手がけるJubilant Organosys Ltd(JOL)は、好収益が望める製剤アウトソーシング・ビジネスに進出する。
インディアン・エクスプレスが1月12日伝えたところによると、JOLのShyam S Bhartia会長兼MDは同紙に以上の計画を語った。それによると、同社は米国や欧州等の規制の厳しい市場の製薬会社のアウトソーシング・パートナーとして製剤プロジェクト10-12件を手がける計画で、2005-06年第1四半期に最初の製品を完成させる。製剤ビジネスの開発や営業活動は米国や欧州における新製品の登録が完了した後、2006年半ば頃から開始する。
製剤の研究開発(R&D)業務は引き続き拡張、今四半期中に同部門のスタッフを現在の22人から2倍に増員する。一般に他の製薬会社は国内と海外の双方をターゲットにしているが、JOLは専ら国際市場の開拓に力を集中する。
JOLはライフサイエンス・ビジネス売上の約6.6%をR&Dに投入している。R&Dスタッフは2004年に前年のほぼ2倍の593人に拡大したが、2005年3月までにさらに725人に増員する。ライフサイエンス・ビジネスの売上は最終的に化学品や機能化学品等の他の部門を上回る見通しだ。
製剤はJOLの新スラスト・エリアで、薬理活性原末(API: Active Pharmaceutical Ingredients)ビジネスを補完する。 研究製造請負サービス(CRAMS:custom research and manufacturing services)とAPIビジネスを含む製薬・ライフサイエンスはグループ売上の37%、EBIDTA(営業利益と減価償却費の合計)の52%に貢献している。
一方、完全出資の臨床試験子会社Jubilant Clinsys Ltdは2005年3月までに営業を開始すると言う。