【ニューデリー】インドの年初9ヶ月(2004/4-11)の商品輸出成長率は24%と、過去最高をマーク、通年の輸出総額は750億米ドルに達するものと予想される。
エコノミック・タイムズが12月29日、政府の発表を引用し報じたところによると、年初9ヶ月の対米輸出は24%、対欧州連合(EU)輸出は22.7%アップ、主要市場向け輸出は何れも記録的成長を遂げた。インドと中国の往復貿易は100億米ドルの大台を突破、アフリカ向け輸出も25.6%拡大した。
インド政府は、世界の商品貿易に占めるインドの輸出貿易のシェアを2倍に拡大、同時に就業機会を増やすことを目指し、総合的な外国貿易政策を発表した。こうした施策には、貿易処理コストの引き下げ、手続きの簡素化、輸出入ライセンスのオンライン化、銀行/通関/外国貿易総局(DGFT:Directorate General of Foreign Trade)等の組織の電子化が含まれる。政府はまた今会計年度に入って以来、新特別経済区(SEZ)設立計画3件を承認したと言う。