1995-10-10 ArtNo.3478
◆<馬>新年度予算案はインフレ抑制を主眼に:首相
【クアラルンプル】新年度予算案はインフレ抑制や不必要な輸入品目、取り分け贅沢品の輸入削減を主眼としたものになる。
マハティール首相は8日総理府のファミリーデー祝賀行事後記者会見し以上の消息を語った。首相によれば、こうした措置は生活コストを引き下げ、より快適な生活環境をもたらすはずである。政府はこれまで通り減税を含む国民のための予算案を上程する計画だ。貿易赤字は主要な問題ではないが、政府は一連の措置を講じて解決を図る。その実同問題は国民の生活スタイルに関わっており、富裕になった国民は輸入品により多くの支出を行うようになっている。こうした支出をカットすれば貿易赤字は生じないはずと言う。
統計によればマレーシアの今年初7カ月の貿易赤字は昨年同期の4億7380万Mドルから68億Mドルに拡大している。これは主に機械、航空機、その他の運輸機器の輸入に伴うものである。今月27日にはアンワル副首相兼蔵相により96年度予算案が国会に上程される。(STAR,ST,BT:10/9)
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