2004-12-24 ArtNo.34763
◆Natural Resources、2コークス製造施設拡張
【コルカタ】シンガポール拠点のNatural Resources Pte Ltd(NRPL)は、最近手に入れた西ベンガル州Kharagpur及びオリッサ州Nergundiの冶金用コークス製造施設の合計年産量を10クロー(US$226万)を投じて14万4000トンから24万トンに拡張する。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月22日報じたところによると、NRPLは今年9月に傘下のEnergy Trading Company Pvt Ltd(ETC)を通じてWellman Incandescent India Ltdの清算人から上記の2施設と西ベンガル州Howrah県Baltikuriのエンジニアリング・ユニットを買い取った。買収コストは合計15クロー(US$339万)前後。
ETCはこれまで、シンガポールの親会社を通じてオーストラリア、中国、インドネシアからコークス用炭を輸入し、インド国内の鉄鋼会社に供給するトレーディング・ビジネスを手掛けて来た。
NRPL専務取締役(MD)兼ETC取締役を務めるDr B. Chatterjee氏によると、2つのコークス製造施設は競売にかけられた時点では運転を停止していたが、今月末までに操業を再開する。
Kharagpurの年産能力は12万トンに拡張される。主要鉄鋼会社への5年間の納入契約が既に合意されており、同契約の向こう5年間の売上は、現在の価格をベースにすれば800クロー(US$1.81億)に達する。2つのコークス製造施設の拡張後の年間売上は300クロー(US$6784万)と見積もられる。
Baltikuriのエンジニアリング・ユニットはWest Bengal Small Industries Development Corporation Ltd(WBSIDCL)から賃借した土地に設けられているが、WBSIDCLとのリース紛争が決着していないため、操業再開のタイムフレームは存在しない。前オーナーのWellman Incandescent India Ltdは賃借料を支払っていない。しかし問題は間もなく解決できるものと期待していると言う。
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