2004-12-22 ArtNo.34759
◆Reliance Industries、来週自社株買い戻し問題協議
【ムンバイ】Reliance Industries Ltd(RIL)は来週月曜に取締役会を開き、投資家から自社株を買い戻す問題を協議する。
ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥー、デカン・ヘラルド、インディアン・エクスプレスが12月21日伝えたところによると、RILは20日、証券取引所に12月27日に催される取締役会会議の議題には株式買い戻し問題が含まれると通知した。
ちなみにAnil Ambani副会長兼MDは、最近、古参取締役M.L. Bhakta氏の辞任を含む重要問題を討議するため、取締役会議の召集を求めており、RILの今回の方針決定はその直後になされた。
RIL筋によると、株式の買い戻しは、正副会長を務めるAmbani兄弟の対立が表面化して以来RIL株が値下がりしたのを受けて提案されたもの。同筋は「現在の株価は、実質価値を下回っており、買い戻しは、株価に対するRILの自信を示すもの。またRIL株主の利益を損なう投棄活動に対する最良の対応措置」と語った。
RIL株価は、Mukesh Ambani会長が、テレビ・インタビューの中で一族に内紛が生じていることを示唆した11月17日の544ルピーから12月20日の480.65ルピーに12%下降した。
RIL筋は、「グループのビジネス戦略、経営効率、将来の見通しは基本的に何ら変化していないため、株価が変動する理由は存在しない」と強調した。
証券業界筋は、「市場にはRILが噂を否定するか、株式の買い戻しを行うものと見ていたが、今回の方針決定は予想以上に早い」と指摘した。
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