2004-12-20 ArtNo.34738
◆Hyundai、来年末までに電話機製造事業立ち上げ
【ニューデリー】Hyundai India Telecom Ltd(HITL)はインドにおける電話機の製造計画を2005年12月までに立ち上げるとともに、向こう5年間に製造施設の設置、研究開発(R&D)、携帯電話端末のマーケッティングに5000万米ドルを投資する。
インディアン・エクスプレス、ザ・ヒンドゥー、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、エコノミック・タイムズ、デカン・ヘラルドが12月18日報じたところによると、HITLのVijay R Singh副会長兼MDはこのほど以上の消息を語った。それによると、携帯端末の製造とR&D業務のために800-1000人を雇用、1日当たり4000ユニットの携帯端末を製造する。日産量は市場動向次第で1万2000ユニットに拡大する。
GSM/CDMA双方の端末を製造、GSM端末のマーケッティングは社内のチームが担当、CDMA端末のそれは、State Trading Corporationが引き受ける。携帯端末の輸入コンポーネントの比率は当初高水準に達するが、2-3年で50%前後に下降する見通しだ。
価格は3990ルピーから10万ルピーで、スマートフォーン・アプリケーション、インド言語処理、MMS、MP3、ビデオ・ストリーミング(MPEG4)、3Dゲーム(Java J2ME)等の機能を備える。
初年度の2006年に200-250クロー(US$4523万-5654万)の携帯端末売上が見込まれ、同年中に採算ラインに乗るものと見られるが、当初3年間は特に純益計上を期待していない。
HITLは、地元の指導的ソフトウェア会社と手を結びR&D業務を進める。また5000万米ドルの投資額の4分の1ほどをマーケッティングとブランド・イメージの構築に当てる。
今日インド国内の携帯電話端末需要は年間2800万ユニット前後と見積もられ、Nokia、Samsung、LG、Motorola、Philips等のメーカーが輸入品により需要に応じている。
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