2004-12-20 ArtNo.34736
◆SAIL取締役会、US$1.5億アップグレード計画承認
【ニューデリー】国営Steel Authority of India (SAIL)取締役会は16日の会議で既存設備の6件のアップグレード・プロジェクトに675クロー(US$1.53億)を投資することを認めた。
エコノミック・タイムズ、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが12月17日伝えたところによると、これは2012年までに付加価値製品の製造比率を拡大することを目指す計画の一環で、6件中4件のプロジェクトは直ちに実行、2年内に完成する。残りのプロジェクト2件は原則的に承認された。
直ちに実行することが決まったのは、Bhilai Steel PlantとBokaro Steel Plantに併設されたコークス炉の最新公害防止技術を用いたものへの建て替え、Bhilai Steel Plant線材工場におけるB-strand施設の新築、Alloy Steels PlantにおけるAOD(Argon Oxygen Decarburization)炉及び高性能アーク炉(electric arc furnace)の導入。
原則的に認可されたのは、Rourkela Steel Plant冷間圧延コンプレックスの第1第2亜鉛鍍金ラインの改修、Bhilai Steel Plant SMS-IIにおける熔銑脱硫ユニットの据え付け。
SAILは2011-12年までに熔銑(hot metal)の年産量を現在の1300万トンから約2000万トンに、販売可能な鉄鋼製品(saleable steel)の年産量を現在の1070万トンから1740万トンに、鉄鋼完成品(finished steel)の年産量を現在の860万トンから1660万トンに、それぞれ拡大、同時に半完成品(semi-finished steel)の総生産に占める比率を現在の20%から5%に縮小することを目指している。これにより製品バスケット中の付加価値製品の比率を高めることができる。以上の計画は2006-07年から2011-12年の間に実行される。
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