2004-12-17 ArtNo.34730
◆チェンナイ/ハイデラバードがITアウトソーシング・ハブに
【チェンナイ】タミールナド州Chennaiとアンドラプラデシュ州Hyderabadは2010年までにマハラシュトラ州Mumbaiとカルナタカ州Bangaloreを追い越しインドの最も魅力有る情報技術(IT)アウトソーシング拠点になる見通しだ。
エコノミック・タイムズとザ・ヒンドゥーが12月13/14日伝えたところによると、市場調査会社Gartner Incは『インドにおけるITアウトソーシング:都市別分析(IT outsourcing to India ? Analysis of cities)』と題するレポートの中で、以上のように指摘している。
報告書は、様々な基準に基づき各都市を4段階に分類、インフラの改善/全般的な技術環境/良好な教育施設/政府の支援措置等のドライバが今後ハイデラバードとチェンナイを魅力的なアウトソーシング拠点のトップに立たせると予想している。
チェンナイ、ハイデラバード、マハラシュトラ州Pune等の都市では、豊富な技術労働者と労働者の低い損耗率がアウトソーシング・ビジネスの主要な誘因になっている。
しかしプネーはインフラの整備度では最も低いランクに位置づけられ、ムンバイやバンガロールはもちろん、チェンナイやハイデラバードに肩を並べるにも、インフラ領域に多額の投資を行う必要がある。
ハイデラバードは大部分の評価基準でムンバイに肩を並べているが、生活費が国内で2番目に高い。それに引き替えムンバイの生活費は最低にランクされている。
しかし、実際にアウトソーシング拠点を決定する際には、ムンバイとバンガロール以外の都市にも目を向けるべきであり、何をアウトソースするかがロケーション選択の決定的要因になると言う。
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