2004-12-17 ArtNo.34724
◆Essar Steel、信託会社にUS$2億返済約束
【ムンバイ】Essar Steel Ltd(ESL)は、債務再編計画の一環として1年内にUnit Trust of India (UTI)に927クロー(US$2.096億)を返済することを認めた。これはUTIにとって最大級の不良債権回収になる。
エコノミック・タイムズが12月16日報じたところによると、両社の合意の下、今月先ず頭金として80クロー、その後毎月10クローづつを返済、2005年12月に残りの737クローをまとめて(bullet payment)返還する。
UTI-1スキームの救済措置が講じられて2年を経た今になって、ESLが以上の返済を認めたため、抵当流れ確定利益スキーム(foreclosed assured return schemes)の投資家は、大きな棚ぼた的利益を享受することになる。何故ならUTIは、不良資産(NPA)が回収された際には、投資家が追加支払いを受ける権利を認めているため。
ESLスポークスマンは「円満な解決策を見出すための交渉を続けている。以上の返済案に自信は有るが、まだUTI側の意向を確認していない」と語った。これに対してUTI筋は「返済案は既に合意された」と述べた。
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