2004-12-15 ArtNo.34710
◆ONGC、ラジャスタン州にUS$11億新製油所計画
【ニューデリー】英国企業Cairn Energy plc(CEP)がラジャスタン州で発見した油田の30%権益買収を予定する国営石油・ガス探査会社Oil and Natural Gas Corporation (ONGC)は、最大5000クロー(US$11.31億)を投じ同州に年間処理能力300万-500万トンの新製油所を建設する計画だ。
ビジネス・スタンダードが12月13日報じたところによると、ONGCがCEPから権益買収を計画するMangala石油鉱区はBombay Highに次ぐインド第2の石油埋蔵量を有する。ONGC筋によると、先ず年間処理能力300万トンの精製施設を設け、その後500万トンに拡張する計画だが、詳細は事業化調査の結果を見て決める。
ラジャスタン州Barmer地区の4970平方キロの地域の探査を手掛けるCEPは、今年1月ラジャスタン州北部RJ-ON-90/1ブロックのN-B-1油井で4億5000万-11億バレルの高品質な軽質原油(light crude oil)を発見したと発表した。同社は2005年第1四半期にRJ ON 90/1ブロックの商業生産を開始する予定だ。CEPは同鉱区の100%の権益を保持するが、ONGCは商業生産が可能な油田の30%権益を買い取る権利を有する。
Mangalore Refinery and Petrochemicals Ltdの支配権益を握るONGCは、石油製品小売市場への進出も計画しているが、石油天然ガス省は、「ONGCは本業の探査開発に専心すべきだ」として、同計画に賛成していない。
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