2004-12-15 ArtNo.34704
◆日本政府、電気自動車Revaに1台US$2600補助
【バンガロール】地元Mainiグループ傘下のReva Electric Car Company(RECC)は、電気自動車Revaの日本における販売に際して、日本政府から1台当たり2600米ドルの補助を認められた。
ビジネス・スタンダードが12月13日伝えたところによると、RECCのChetan Kumaar Maini副会長兼技術主任(CTO)はこのほど以上の消息を明らかにした。それによると、RECCは日本の主要都市でRevaの各種バージョンをお披露目するとともに、2ヶ月以内に日本向け出荷を開始することを目指している。Revaは英国政府からも1台当たり1000英ポンドの補助を得ており、これまでに500台の輸出注文を得た。
輸出市場の開拓は短期的に極めて重要で、海外におけるブランド・イメージの確立は、変化の激しいインド国内市場におけるプレゼンスの鍵になる。
日本政府の補助は、無公害バージョンに対する税制優遇とは別個に提供される。日本は電気自動車に手を出したものの、ハイ・コストからすぐ撤収した経緯があり、日本市場進出はその意味でも試金石と言える。
Revaのスタンダード・モデルは129万円、ハイエンド・バージョンは149万円と、日本の小・中型車並みの価格に設定されている。同価格はほぼ英国における6000英ポンドに等しいが、インドにおける32万2000ルピーをかなり上回る。
RECCは日本全土に35のディーラー網を有するディストリビューターを指名した。先ず、少数の都市で発売、市場の反応を見た上で、他の都市にまで販路を拡大する。
RECCの年間製造能力は6000台。これまでに英国に数百台を輸出した他、インド国内市場向けに900台弱を出荷した。海外における需要を梃子に稼働率を高めることを目指している。日本政府は2005年までに公共部門における公用車の10%を電気自動車にすることを目指しており、RECCは同制度を梃子に販路を開拓する計画だ。日本市場においても、世界的ブランド・イメージが、成功の鍵になる。このため同社はブランド・プロモーション戦略を立案しており、来年同戦略を発表すると言う。
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