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2004-12-13 ArtNo.34696
◆IOC、原油精製削減
【ニューデリー】Indian Oil (IOC)は、2005年4月から導入されるより厳しい燃料基準を前に石油製品の在庫を削減するため、2004年12月から2005年3月の間、原油精製量を10%カットする。
エコノミック・タイムズが12月9日伝えたところによると、IOCオフィシャルは9日、ロイター通信に以上の方針を語った。それによると、IOC精製施設のアップグレード計画は遅延しており、新精製施設は2005年2-4月に初めて完成する。このため同社は2005年1-3月の間、新基準を満たす91オクタン・ガソリンを輸入し、4月の新規則発効前に新基準を満たしたガソリンとディーゼル油15日分を確保する方針だ。これに伴い従来の基準を満たしたガソリンとディーゼル油のストックは30-40日分から10日分に縮小する。IOCは、また燃料のオクタン価を高める添加剤も輸入する。
IOC傘下の7製油所のキャパシティーは年間4000万トン、もしくは日量80万バレルで、2004年4-10月の間の稼働率は94%だった。IOC子会社は別に3つの製油所を経営、合計キャパシティーは年間1000万トン、もしくは10万バレル。
これらIOC傘下の製油所の多くは内陸に位置するため、コストが嵩み国内基準を満たせなくなった製品を輸出することができない。このため生産を削減する他ない。
来年4月1日より、主要14都市とその周辺地域で販売されるガソリンの硫黄含有率はこれまでの0.05%から0.015%に引き下げられ、オクタン価は88から91に引き上げられる。この他、燃料に含まれるオレフィン、芳香族、鉛の規制も強化される。ディーゼル油の硫黄含有率は0.05%から0.035%に引き下げられ、セタン価は41から48に引き上げられる。多環芳香族炭化水素(PAH:polyaromatic hydrocarbon)の制限規定も存在すると言う。
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