SEAnews 2004-12-10 ArtNo.34681

【ニューデリー】年商1億8000万米ドルのi-flex Solutions Ltd(IFSL)は、向こう3四半期に1500人を新規雇用する計画だ｡
インディアン・エクスプレスが12月9日伝えたところによると、ＩＦＳＬは過去6ヶ月間に900人を雇用したが、これは従業員4100人の同社が過去に行った1回当たりの雇用数としては最大規模のもの。
ＩＦＳＬは、ロシア、中国、そしてインド国内等、イマージング市場に照準を合わせ銀行向けソフトウェアの売り込みに拍車をかけている。“Flexcube”や“Reveleus”と言った同社ソフトウェア・ブランドは、世界110ヵ国の500以上の銀行・金融機関により使用されている。
ＩＦＳＬのRajesh Hukku会長によると、同社のビジネス・モデルの特徴は、売上を2倍にするために、スタッフも2倍にする必要がないこと。ＩＦＳＬは基本的に製品会社だが、インドにおける同業者と同様、サービス・ビジネスが売上の40％を占めている。
ＩＦＳＬの2004－05年上半期売上は1億500万米ドルに達したが、一般に下半期の売上は上半期を上回る。
先週、モスクワに支店を開設したＩＦＳＬは、中国にプレゼンスを築く準備を整えている。中国では既に3－4の銀行がＩＦＳＬの製品を使用している。
国内市場にもワクワクする状況が出現しつつある。ＩＦＳＬの売上の94％は外国企業に依存しているが、国内銀行顧客の獲得に努めており、11行を既に獲得している。国内銀行部門は再編と技術のアップグレードを進めている。今後バーゼル規則が適応されるのに伴い、銀行は、信用リスクと市場リスクだけでなく、営業リスクの点検も求められることになる。Hukku会長は「我々の機会は正にそこにある」と語った｡
コストに敏感な国内市場におけるＩＦＳＬのオファーの妥当性にに関して、Hukku会長は「例えば、Flexcubeの場合、単一支店の単一コンピューターにより使用されるコストは極めて低い。同ソフトは世界最大のコンピューター上において、5000万の顧客処理を行うこともでき、料金は使用料に基づいて徴収される」と語った。
ＩＦＳＬは、米国や欧州市場における新製品の機会を探っており、20社以上の企業を照準に収めている。ＩＦＳＬは米国拠点のSuper Solutionsの買収により大きな利益を得ていると言う。