【ハイデラバード】Satyam Computer Services Ltd(SCS)は年間13億米ドルの無線自動識別(RFID:Radio Frequency Identification)技術市場の開拓に本腰を入れている。
インディアン・エクスプレスとヒンドゥー・ビジネス・ラインが12月3日報じたところによると、『投資回収率改善手段としてのRFID技術(Exploiting RFID for RoI)』と題する2日間のセミナーの会場で、SCSのRFIDソリューション担当上級コンサルタント、Jayaraman Krishnamurthy氏は以上の消息を語った。それによると、世界のRFID市場は2003年の13億米ドルから3乃至5年内に30億乃至100億米ドル規模に成長するものと予想されている。
SCSは、コンサルティング&法人ソリューション・グループ(Consulting and Enterprise Solutions Group)の下に、RFIDの研究を専門に手掛けるチームを組織、複数の既存顧客のためにRFIDソリューションのパイロット・プロジェクトを手掛け、大々的に同市場を開拓する機会を探っている。
SCSは、製薬/製造/小売/旅行/運輸業界向けRFIDソリューションを共同で提供するため、ミドルウェア・プラットフォーム・プロバイダーのOATSystemsと提携した他、その他のミドルウェア・プラットフォーム・プロバイダーとも提携交渉を進めている。
一方、SCSは、英国拠点の運輸・ロジスティクス・ソリューション・プロバイダー、G-Logと、全世界の顧客のために共同でサプライ・チェーン・マネージメントや各種ソリューションの実行を引き受けるため、サービス&テクノロジー・パートナーシップを結んだと言う。