2004-12-03 ArtNo.34629
◆Tata Steel、トン当たり製品価格最大500ルピー引き上げ
【コルカタ】Tata Iron and Steel Company Ltd(Tisco)は1日、ある種のカテゴリーの条鋼と鋼板のトン当たり価格を最大500ルピー引き上げた。
ザ・ヒンドゥーとインディアン・エクスプレスが12月2日報じたところによると、TiscoのT. Mukherjee重役(DMD)は、PTI通信に「インプット・コストの上昇から一部のカテゴリーの製品のディストリビューション及びスポット価格を最大トン当たり500ルピー引き上げた」、「しかし今回の引き上げで、インプット・コストの上昇が100%カバーされた訳ではない」、「売上の70%を占める長期契約に関しては今回も値上げしていない」等と語った。同氏によると、Tiscoは保守のためG高炉の操業を停止するが、その間同高炉製品の穴を外部からの調達で埋めねばならないため、このこともインプット・コストの上昇につながると言う。
TiscoのRatan Tata会長は今年8月、鉄鋼製品価格をトン当たり一律2000ルピー引き下げると発表、同社のB. Muturaman重役(MD)はその際「政府のインフレ抑制努力を支援する意味から2005年3月まで値上げは行わない」と語っていた。しかし同社オフィシャルは先月24日には、鉄道運賃の値上げが撤回されないなら、鉄鋼製品を値上げする方針を表明していた。
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