SEAnews 2004-12-01 ArtNo.34626

【コルカタ】石炭産業省はNational Aluminum Company (Nalco)がアンドラプラデシュ州Vishakhpatnamで計画する4200クロー(US$9.24億)のボーキサイト採掘プロジェクトを認可した｡
デカン・ヘラルドが11月26日報じたところによると、Dasari Narayan Rao石炭産業担当国務相はこのほど記者会見し以上の消息を語った。それによると政府は、少数部族の保留地に位置するボーキサイト鉱区の開発を民間企業ではなく、公共部門のNalcoに委ねるとともに、影響を受ける住民の生活を保障するプロジェクトを先ず準備し、その後で住民の立ち退きを求めるよう指示したと言う。
他方、石炭省はハイパワーな専門委員会を組織し、Coal India Ltd(CIL)再編の枠組みを立案するとともに、拡大する石炭の需給ギャップを埋めるロードマップを作成する。専門委員会は3ヶ月以内に『2030年に向けた石炭産業のビジョン(Coal Vision 2030)』と題する報告書を作成し、提出する。石炭省のP C Parekh次官を長とする専門委員会は、ＣＩＬの機能を再定義し、妥当な収入を政府にもたらす組織に再編する。
Rao氏は、過去10年間に担当大臣が19回も交代した石炭産業省が直面する困難を認めるとともに、「石炭生産を拡大するためには、新規石炭開発プロジェクトを迅速に立ち上げねばならず、そのためには窓口を一本化した認可システムを確立する必要がある」と指摘した。