2004-12-01 ArtNo.34621
◆Samtel Color、ブラウン管製造能力を2倍に拡張
【ニューデリー】インド最大のテレビジョン・ブラウン管製造会社Samtel Colorは、向こう1年間に約410クロー(US$9024万)を投じ、ラジャスタン州Kotaとウッタルプラデシュ州Ghaziabadの2工場のカラー・ブラウン管(CPT)年間製造能力を現在の550万ユニットから2006会計年度末までに2倍の1100万ユニットに拡大する。
エコノミック・タイムズが11月30日伝えたところによると、Ghaziabad工場には130クロー(US$2861万)を投じ、2006年第2四半期の稼働を目処に29インチ・テレビジョン用平面ブラウン管年間100万ユニットの生産ラインを増設する。
Kota工場には240クロー(US$5282万)を投じ、2006会計年度末の稼働を目処に14/20/21インチCRTモニター生産ライン2本を増設する。これにより同工場の年産能力は合計500万ユニット近くに拡大する。
SamtelグループのSatish Kaura会長兼MDによると、インド国内の大型スクリーン需要は、CTV市場全体の約5%に過ぎないが、諸外国では40%に達する。このため今後この種の大型スクリーン需要の急増が予想される。同時に小型TV需要の成長も持続するものと見られる。
必要経費は借入と内部資金で賄い、借入/自己資本比率は現状レベルに維持する。Samtel Colorは最近フランスの家電メジャー、Thomsonと3年間のCPT納入契約を結んだが、さらに多くの同様の注文があるものと期待している。現在輸出売上は、総売上の25%を占めているが、同比率は数年後に50%に拡大するものと見られる。
今会計年度上半期の純売上は500クロー(US$1.1億)をマークしたが、拡張計画の完了する2年後には2000クロー(US$4.4億)に達する見通しと言う。
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