SEAnews 2004-12-01 ArtNo.34614

【ビエンチャン／ニューデリー】インドと東南アジア諸国連合(ASEAN)はラオスの首都ビエンチャンにおけるサミット終了後、平和と成長、そして繁栄を分かち合う長期パートナーシップ協定に調印する見通しだ。
デカン・ヘラルドが11月29日報じたところによると、Manmohan Singh首相は28日ビエンチャンに到着した際、以上の消息を語り、サミットの成果に期待を表明した。
首相が、出発に先立ってニューデリーで語ったところによると、インドとASEANはサミットを通じて長期パートナーシップに関わる合意書を取り交わすことになるものと見られる。協定には、政治、経済、科学、技術、保健、文化、その他のキー・エリアにまたがる総合的ビジョンが盛り込まれる。
インドは深い文化的関係を有する東の近隣諸国との互恵関係を拡大強化することに高い優先順位をおいている。ビエンチャン滞在中には中国の温家宝、日本の小泉純一郎両首相の他、韓国、オーストラリア、ニュージーランドの指導者とも意見を交換する機会を得られる見通しだ｡
長期パートナーシップ協定は政府間の話し合いの結果、まとめられたものであり、同話し合いに関わった政府外の関係者(stake-holders)の意見も反映されている。こうした包括的なアプローチはインドとASEAN間の関係緊密化に弾みを付けるものと期待される。
首相は11月22日にアッサム州GuwahatiにおいてインドASEANラリー・スタートのフラッグを振ったが、ビエンチャンでは次の段階のラリーがスタートすることになる。次の段階では、道路リンク、インフラ整備、観光、貿易、経済面の関係改善を目指し、両地域のより多くの人々の参画を促すことに照準が合わされると言う。