2004-11-29 ArtNo.34610
◆DCM Shriram、国際金融公社とUS$3千万借款交渉
【ニューデリー】Ajay Shriram/Vikram Shriram両氏に率いられるDCM Shriram Consolidated Ltd (DSCL)は、農業ビジネス、基礎化学、発電領域をカバーする330クロー(US$7263万)の事業拡張計画に充当するため、International Finance Corporation (IFC)と3000万米ドルの借り入れに関する最終段階の交渉を進めている。
エコノミック・タイムズが11月26日伝えたたところによると、3年間の据え置き期間付き返済期間10年のターム・ローンの年利はロンドン銀行間出し手金利(Libor)上乗せ200ベイシス・ポイント。
尿素、製糖、化学、プラスチック、セメント事業等を手掛けるDSCLのAjay Shriram会長兼MDによると、残る拡張経費は内部資金で賄うが、新資本の注入は行わない。拡張計画の大部分は2005年半ばまでに完了する。
ラジャスタン州Kotaにおけるポリ塩化ビニール(PVC)の日産能力は115トンから175トンに拡大され、カーバイドの製造能力もそれに対応して引き上げられる。同プロジェクトには110クロー(US$2421万)が投資される。
カルシウム・カーバイドの生産過程で生じる副産物はセメントの製造に利用されるため、セメントの製造能力も拡張される。
やはりKotaにおける塩基アルカリ(Chlor Alkali)の日産能力も139トンから250トンに拡張され、水銀電池方式の電気分解技術を薄膜ベースのものに転換する。新技術の採用により電力消費は22%ほど削減される。同プロジェクトには77クロー(US$1695万)が投じられる。
またこれに伴いキャプティブ発電能力も85MW(メガワット)から125MWに拡張される。同コストは83クロー(US$1827万)と見積もられる。
尿素工場の原料をナフサから液化天然ガス(LNG)に転換する工事には36クロー(US$792万)が投資される。
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