SEAnews 2004-11-29 ArtNo.34603

【アーマダバード】中国の家電会社Haier(海爾)から最近10クロー(US$220万)のＤＶＤプレーヤー納入契約を獲得したデリー拠点のMedia Video Ltd(MVL)は、ヒマチャルプラデシュ州にＤＶＤプレーヤーの生産ラインを設ける計画だ｡
ビジネス・スタンダードが11月26日、ＭＶＬのステートメントを引用し報じたところによると、ＭＶＬが100％出資するMedia Industriesはヒマチャルプラデシュ州Nalagarhの用地を取得した。ＭＶＬは23クロー(US$506万)を投じ、8－10ヶ月後の稼働を目処に年産200万ユニットのＤＶＤプレーヤー生産施設を設ける。新プラントはＤＶＤプレーヤー製造施設としては、国内最大規模になる。必要資金は借入で賄う。
ヒマチャルプラデシュ州政府は一連の投資優遇措置を発表しており、その中には10年間の消費税免除や5年間の法人所得税免除が含まれる。プロジェクトの第1期工事は既に完了し、ＤＶＤプレーヤーの製造が開始されている。第2期工事では消費者用電子製品が生産される。
ＭＶＬはヒマチャルプラデシュ州Baddiに6クロー(US$132万)を投じ、年産約60万ユニットのやはりＤＶＤプレーヤー製造施設を設けている。
ＭＶＬは日本のFuji Corporation及びJuki Corporationと、新工場の建設に関する交渉を進めている。これらの企業は工場保守に関わる訓練も引き受けるものと見られる。
ＭＶＬは生産したＤＶＤプレヤーの30－40％を輸出することを目指しており、様々な電子会社と納入交渉を進めていると言う。