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2004-11-29 ArtNo.34602
◆Bajaj、バイク・ポートフォリオに調整
【ムンバイ】地場二輪/三輪車大手、Bajaj Auto Ltd(BAL)は、最近発売した125ccモーターサイクル“Bajaj Discover”に照準を合わせ、ポートフォリオに調整を加えており、115ccバイク“Caliber”の販売は段階的に停止、“Wind 125”は輸出に重心をシフトする方針だ。
エコノミック・タイムズが11月16日、BALオフィシャルの言として報じたところによると、こうした調整の目的はバイク各モデルの競合を防ぐことにある。BAL筋によると、Discoverは4万2000ルピーと言う極めてアグレッシブな価格で発売されたが、その最初の犠牲になるのはCaliberの可能性が大きい。このためCaliberを市場から引き上げるのはやむを得ない選択と言える。目下Caliberは4万ルピー弱で販売されているが、4万1000ルピーのWind 125により既にシェアを食われている。そして今やこれら両モデルのシェアがDiscoverにより奪われる可能性が生じている。
観測筋によると、Windは元々海外市場をターゲットにしたKawasakiの製品で、輸出に重心をシフトできるが、Caliberには輸出需要も存在しない。このためBALは、在庫が底をつくのを待って、販売停止を公式に発表するものと見られる。BALは既にWindとCaliberの広告宣伝をストップ、CT 100、Pulsar、Discoverの宣伝に集中している。このためCaliberとWindの販売は過去数ヶ月下降線を辿っているものと見られる。
BALはその一方で、CT 100の生産を拡大、購入待ち期間の短縮を図っている。エントリー・レベルのBoxerとエグゼクティブ・セグメントのCaliberの中間に位置するCT 100は、エグゼクティブ・セグメントに食い入り、販売ボリュームを拡大することを目指している。
BALのバイク・ポートフォリオは2万8000ルピー以下のBoxerからスタートし、3万8000ルピーのCaliber、そして4万2000ルピー以上のプレミアム・バイクに及ぶが、CT 100は3万2000ルピー弱と極めてアグレッシブな価格に設定されている。同社はフェスティバル・シーズンにCT 100の生産台数を拡大しているものと見られる。
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