1995-10-09 ArtNo.3460
◆<星>テレコム、蘇州に続き上海の固定式電話事業獲得目指す
【蘇州】シンガポール・テレコム子会社のシンガポール・テレコム・インターナショナル(STI)は中国のチョンシャン(中山)グループと49:51の出資率で設立した合弁会社スーチョー・チョン・シン(蘇州中星)テレコミュニケーション・エンジニアリングCo(SCXTEC)を通じて、江蘇省蘇州市周辺にGSMセル式電話システムを設ける。
この日リー・シエンロン副首相の立ち合いの下に催されたSCXTECの発足式典の席上、シンガポール・テレコムのリー・シエンヤン社長が語ったところによれば、第1期工事では1800万米ドルが投じられ、2万回線のキャパシーティーを持つシステムが構築される。中国とシンガポールが共同開発中の蘇州タウンシップを含む570万人の居住地区をカバーする同ネットワークは来年初に稼働、キャパシティーは最終的に15万回線にまで拡張される。中国電子工業省、鉄道省、電子エネルギー省等の政府部門と多数の企業が昨年7月に合弁で設立したチャイナ・ユニコム(中国聯通)が同ネットワークの経営に当たる。シンガポール・テレコムは今年6月にチャイナ・ユニコムと中国における通信事業協力覚書を結んでいる。
一方、STIは上海ユニコムと提携し、上海市における第2固定式電話ネットワークの敷設契約獲得を目指している。同社はこの他にも、中国で多数の商談を進めていると言う。(ST,BT,LZ:10/7)
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