2004-11-26 ArtNo.34594
◆Samsung、リテール・カウンター展開、R&Dスタッフ倍増
【ニューデリー】Samsung Electronicsは23日、インドにおける情報技術(IT)製品小売戦略の一環として、全国24都市に合計600のテクノロジー・リテール・カウンターを設ける計画を明らかにした。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月24日伝えたところによると、Samsung South West Asia Regional HeadquartersのK. S. Kim社長兼CEOは、『2005年ITビジネスのためのサムスンのビジョン』と銘打ったステートメントを発表するとともに以上の計画を披露した。
Kim氏によると、サムスンの21世紀のビジョンはデジタル革命をリードすること、換言すれば平均的インド消費者のデジタル・ライフ・スタイルの夢を実現する斬新なデジタル製品を紹介し、デジタル化の潮流を加速する。同戦略の一環として2005年第1四半期までにパートナーの支援も得て最新のデジタル製品を陳列した600のテクノロジー・リテール・カウンターを設置する。
IT小売戦略においては、テーブル・トップ・ディスプレー、ショップ・イン・ショップ、デジタル・ブランド・ショップの3コンセプトに照準を合わせる。
サムスンはこの日また“X-30 Note PC”や“SyncMaster 730MP”を初めとする一連の新製品をお披露目した。17インチのTFT-LCDテレビジョン・モニター“SyncMaster 730 MP”は、FMラジオ、デジタル・メモリ・カード、TV機能を備え、またワイズ・リンク・テクノロジーにより様々なデジタル機器と直接接続できる。
“SCX 4100”はスキャン/プリント/コピー機能を備えた世界最小のデジタル・ミュージック装置で、“X-30 Note-PC”は薄型モバイル・コンピューティング装置。サムスンはこの他、デジタル・オーディオ・プレーヤー、パーソナル・レーザー・プリンター、多機能レーザー・プリンターも近く発売する。
ITリテール・ネットワークの拡大と一連の新製品の投入により、2005年の売上は大幅に拡大するものと予想されると言う。
一方、エコノミック・タイムズ、ビジネス・スターダード、ザ・ヒンドゥー、インディアン・エクスプレスが11月23/24日報じたところによると、Samsung India Electronicsは、インドに設けた2つの研究開発(R&D)センターのエンジニア・スタッフを向こう3年間に現在の1000人から2000人以上に増員する。Kim氏によると、カルナタカ州Bangaloreとウッタルプラデシュ州NoidaのR&Dセンターのエンジニアは前者が1400人に、後者が600人に増員される。
Noida工場では現在1日6000ユニットのカラー・テレビジョンが生産され、生産性は毎年30%向上していると言う。
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