1995-10-09 ArtNo.3459
◆<星>フィリップス・チームにERPシステム発注
【シンガポール】シンガポール陸運局(LTA)は6日、世界的にも初の電子通行料徴収(ERP:エレクトロニク・ロード・プライシング)システムの納入/据えつけ契約をフィリップス・シンガポール/三菱重工業/三好エレクトロニクス/シンガポール・テクノロジー・グループ傘下のCEIシステムズ&エンジニアリングから成るコンソーシアムに発注した。
ERPシステムの最初の入札は1991年に募集されたが、満足いくものがなく失敗、92年の2回目の入札には17チームが応札していた。フィリップス・チームの落札価格は1億9700万Sドルと、1番札を入れたゼネラル・エレクトリック・カンパニー・チームのそれを1200万Sドル上回っているが、最終選考に残った3チームの案のコスト、利便性、信頼性等を比較した結果、最終的にフィリップス・チームが選ばれた。またシステム据えつけ後5年間のメンテナンス料は3900万Sドルと言う。同システムは車両に据え付けられたキャッシュカードから自動的に通交料金を引き落とすもので、キャッシュカードは公衆電話や、スーパー・マーケットでの買い物にも利用できる。(ST,BT,LZ:10/7)
|
|