【ニューデリー】インド政府は、公共・民間部門合わせた向こう15年間の目標投資額を20万クロー(US$440.19億)に設定、2020年までに国内年間鉄鋼生産量を1億トンに拡大する計画だ。
エコノミック・タイムズが11月17日伝えたところによると、Ram Vilas Paswan鉄鋼相は17日催された経済問題担当編集主筆との懇談会の席上、以上の目標を明らかにした。それによると現在の国内鉄鋼年産量は3600万トンで、これを向こう15年間に1億トンに拡大するには20万クローの投資が必要とされる。政府は鉄鋼生産の拡大方式や原料、取り分けコークス用炭の調達方式等を盛り込んだ鉄鋼政策を立案する方針で、官房長官を長とする委員会を組織し、これらの問題を検討させる。
異論の多い鉄鋼価格統制問題に関して、同相は「12月2日にムンバイで鉄鋼消費業界の代表と会談し、関係問題を協議する」と述べるとともに、ミドルマンの介在をチェックする必要を指摘した。