2004-11-12 ArtNo.34516
◆HCL/TCIL/Wipro等、BSNLネット事業に入札
【ニューデリー】法人化された公共部門電話会社、Bharat Sanchar Nigam Limited(BSNL)が募集した第2全国インターネット幹線(NIB-II:National Internet Backbone-II)第3プロジェクトの入札には、HCL Infosystems、Telecommunications Consultants India Limited (TCIL)、Wipro、Mahindra British Telecom(MBT)等が応札した。
インディアン・エクスプレスが11月11日伝えたところによると、NIB-IIは全国インターネット幹線(NIB)事業の第2段階。NIB-IIが広帯域と狭帯域双方をカバーしているのに対し、NIB-Iは狭帯域のみを対象にしている。BSNLはNIB-I計画下にインターネット・ユーザー150万人を獲得したが、今後1年ほどの間に狭帯域ユーザーをさらに300万人に拡張することを目指している。
またNIB-II計画下の第1プロジェクトでは幹線網構築に、第2.1プロジェクトでは狭帯域アクセスに、第2.2プロジェクトでは広帯域アクセスに、それぞれ照準が合わされていた。第1プロジェクト契約はITIとUT Starcommが、第2.1プロジェクト契約はやはりITIとUT Starcommが、第2.2プロジェクト契約はHTLとUT Starcommが、それぞれ獲得した。
第3プロジェクトは、NIB-II計画を締めくくる最後の工事で、広帯域/狭帯域サービスのセキュリティー、プロビジョニング、ファイアウォール、メッセージング、ネットワーキング等の機能に照準が合わされる。プロジェクト・コストは250-300クロー(US$5502万-6603万)と見積もられ、落札者は来月半ばまでに発表される見通し。目下入札者の最終段階の評価が進められている。
NIB-II計画全体のコストは当初1000クロー(US$2.2億)前後と見積もられていたが、最終的に40%ほどコスト・ダウンできる見通しと言う。
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