2004-11-12 ArtNo.34515
◆LG、プネー新工場を南部/西部市場向けCTVの供給基地に
【ニューデリー】LG Electronics India Pvt Ltd (LGEIL)は、インドにおけるカラー・テレビジョン(CTV)ビジネスの戦略を転換、アジア太平洋地域の輸出基地として建設中のマハラシュトラ州Puneの新工場を、インド南部及び西部市場へのCTV供給基地としても利用する方針を決めた。
エコノミック・タイムズが11月11日報じたところによると、南部と西部市場の今年のCTV販売台数は120万台をマーク、国内販売全体の50%を占めるものと見られる。LGEILはウッタルプラデシュ州Noidaのマザー工場と相手先商標製造業者(OEM)を通じ、インド国内におけるCTV需要に対応している。
LGEILのCTV製品主任Chandramani Singh氏によると、同社は南部と西部の需要動向を検討した後、当初の計画に変更を加える方針を決めた。
目下、マハラシュトラ州における需要は、販売税コンセションも配慮しOEMサプライヤーのPolygentaを通じ賄っている。マドヤプラデシュ州に関しても同州Bhopal拠点のサプライヤーと同様のアレンジを行っている。
プネー工場では当初月間5万-6万台のCTVを生産、その後さらに生産量を拡大する。プネー工場の利用によりロジスティクス・コストも軽減、南部と西部市場におけるCTV販売のマージンを改善できる見通しだ。LGEILは向こう5年間にわたりプネー工場に毎年100クロー(US$2201万)を追加投資する。同工場ではトップ・エンドのCTVやその他の家電製品が製造されると言う。
LGEILの以上の戦略転換から、販売税コンセション期限後のOEMサプライヤーの処遇も凡そ察しがつく。
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