2004-11-12 ArtNo.34511
◆Jindal Stainless、US$1億投じHisar工場拡張
【コルカタ】Jindal Stainless Ltd(JSL)は向こう2-3年間に450クロー(US$9904万)を投じ、ハリヤナ州Hisarに設けた既存工場を拡張する。
ビジネス・スタンダードが11月9日伝えたところによると、JSL幹部は最近催された証券アナリストとの会合の席上、以上の計画を明らかにした。それによると、450クローは溶解施設(melting)、スラブ鋳造施設、付加価値製品の増産、設備拡張に投じられ、Hisar工場の年産能力は溶解施設が60万トン、熱間圧延施設が75万トン、冷間圧延施設が25万トンに達する。プロジェクトの投資収益率は20-30%。
しかし以上の拡張計画が完了しても、JSLは社内冷間圧延施設の需要を満たすことができない。これは主にインドネシアにおける冷間圧延施設買収に伴うもの。インドネシア子会社の年商は8000万-9000万米ドルと見積もられる。
東南アジアにおける冷間圧延ステンレス鋼板の年間需要は55万トン前後で、年率8-10%の成長を遂げている。インドネシア国内のステンレス・スチール需要は7万5000-10万トンと見積もられる。オーストラリアとニュージーランドも含め、東南アジアには、他にステンレス・スチール・プラントが存在しない。加えてASEAN域内貿易の関税は、域外貿易の関税の50%である。JSLは東南アジアのこうしたビジネス機会を積極的に開拓する。
現在、JSLの売上の半ばは輸出収入で占められ、輸出の80-85%は中国向けとなっている。
国内における事業拡張に本腰を入れているJSLは、オリッサ州における合金鉄プロジェクトには950クロー(US$2.09億)を投資する。同プロジェクトの負債/自己資本比率は2:1。この他、合金鉄プロジェクトに付属した125MW(メガワット)の石炭火力発電所の建設に別に450クロー(US$9904万)を投資すると言う。
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