NNNNNNNNNNNNNNNN
SEAnews SEA Research, BLK 758 Yishun Street 72 #09-444 Singapore 760758
India Front Line Report
SEAnews Issue:monthly
tel:65-87221054
NNNNNNNNNNNNNNN
2004-11-12 ArtNo.34510
◆鉄鋼価格上昇の兆し
【ニューデリー】政府が価格問題から手を引く姿勢を見せる中、鉄鋼価格が再度引き上げられる兆しが生じている。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月10日報じたところによると、鉄鋼一次生産業者と鉄鋼二次生産業者の間の鬩ぎ合いが、国内市場価格の決定的要因になっている。鉄鋼省が月曜(11/8)に主催した冷間圧延鋼製造業者協会(CRSMA:Cold Rolled Steel Manufacturers' Association)と一次生産業者の会議の席上、政府は「価格は売り手と買い手の問題で、政府が如何なる役割を演じる余地もない」との立場を表明した。
今年8月第4週には政府のインフレ圧力チェックの意向を受けて主要鉄鋼一次製造業者が自主的に値下げを行った。しかしその後数ヶ月を経た現在鉄鋼一次メーカーの足並みは乱れている。8月末に率先して値下げを行った民間最大の鉄鋼メーカーTata Iron and Steel Company Ltd(Tisco)は、インド鉄鋼連盟(ISA:Indian Steel Alliance)から脱退した。国内最大の鉄鋼会社Steel Authority of India Ltd(SAIL)は公共企業の立場上、センシチブな価格問題には常に受け身の姿勢を保っている。一次鉄鋼会社のカルテルISAの残されたメンバー、Jindal Vijaynagar Steel Ltd(JVSL)/Essar Steel Ltd(ESL)/Ispat Industries Ltd(IIL)は価格により大きな関心を寄せている。
CRSMAは、「8月末に値下げを宣言した一部の鉄鋼一次メーカーはその実、実質的な値上げを行っている」とし、政府に介入を求めている。しかし、鉄鋼一次メーカーと鉄鋼消費業界の板挟みになった鉄鋼省は、価格問題は売り手と買い手の間で決定されるべきものとし、調停者としての役割を放棄した。
鉄鋼業界筋によると、鉄鋼メーカーの大口ユーザーに対する一部納入契約は間もなく期限切れになる。エネルギー・コストも上昇基調を辿る中で、この種の契約が更新される際には、市場レートが採用される可能性が大きいと言う。
[Your Comments / Unsubscribe]/[您的意见/退订]/[ご意見/配信停止]
Please do not directly reply to the e-mail address which is used for delivering the newsletter.
请别用递送新闻的邮件地址而直接回信。
メールをお届けした送信専用アドレスには返信しないで下さい。
SEAnews 掲載記事の無断転載を禁じます。すべての内容は日本の著作権法並びに国際条約により保護されています。
Copyright 2003 SEAnews® All rights reserved. No reproduction or republication without written permission.