2004-11-10 ArtNo.34501
◆FIPB、デンソーのロイヤルティー増額申請に判断保留
【ニューデリー】Denso Haryana Private Ltd (DHPL)は、Euro III技術導入に伴い日本の親会社に支払うロイヤルティーの増額を申請したが、外国投資促進局(FIPB:Foreign Investment Promotion Board)は、その判断を保留した。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月6日伝えたところによると、DHPLはEuro III基準に対応したガソリン・エンジン用32ビット・マイクロプロセッサー電子制御ユニット及びディーゼル・エンジン用コモンレール(共通配管:Common Rail)燃料供給装置電子制御ユニットを製造・販売するため、親会社に支払うロイヤルティーを増額することを申請した。
DHPLは現在16ビット・マイクロプロセッサーを装備したコンポーネントを製造しており、そのためにノーハウ料として480万米ドルを親会社に支払った他、純売上(net sales)の5%をロイヤルティーとして支払っている。今回は、Euro III技術導入に伴い、ノーハウ料として900万米ドルを親会社に支払うとともに、純売上の5%をロイヤルティーとして支払うことを申請した。
しかし重工業省は、関係申請を財務面から精査する必要があるとし、FIPBに暫時判断を見送るよう指示したと言う。
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