1995-01-30 ArtNo.345
◆<馬>MRCB、TNBへの送電ケーブル納入目指す
【クアラルンプル】マレーシアン・リソーシズ・コーポレーションBhd(MRCB)は27日、イタリア企業ピレッリ・カビSpAと70:30の合弁で通信/送電ケーブル製造会社グヌン・プタリンSdn Bhdを設立する合弁契約に調印した。
MRCBのアブ・バカル・アブドゥル・カリム副会長によると、ヌグリ・スンビラン州スナワン工業区に建設される工場には当初5000万Mドル、その後1億Mドルが投資され、各種のケーブルが製造される。新会社は既にテレコム・マレーシアに対する5年間の銅線納入契約を獲得、これだけで向こう3年間に1億4100万Mドルの営業額が見込める。また目下電力会社トゥナガ・ナシオナルBhd(TNB)に対する500キロボルトの高圧送電線の納入交渉を進めている。TNBは2000年までに16億Mドルを投じて高圧送電線網の敷設を計画、複数の企業に契約を発注する予定だ。グヌン・プタリン社の新工場は4月に完成、5月には操業を開始する。初年度に80万ペア・キロメーター(pkm
M$7000万)、その後年間最大120万pkmの通信用銅製ケーブルを製造する。同社はまた送電線や光ファイバー・ケーブルの製造も手掛け、ミャンマー、タイ、ベトナム、インドネシア等の急成長する電力/通信ケーブル市場の開拓を目指すと言う。(NST,NS.SJ.BT:1/28)
|