1995-10-07 ArtNo.3447
◆<馬>Sateras、中国で自動車/不動産/セメント事業
【クアラルンプル】Sateras Resources(M)Bhd(SRM)は香港拠点のWTCインベストメンツLtdを2億米ドルで買収、中国におけるミニカー製造、不動産開発、セメント製造事業に乗り出す。
SRMが5日クアラルンプル証取(KLSE)に報告したところによれば、WTCの売り手はストゥラ・デベロプメントSdn Bhd子会社のECAコープSdn Bhd、ラウ・カーシエン・アンド・ハンブルク・インベストメンツLtd子会社のブライト・シルバー・デベロプメントLtd及びヨー・ギョクゴー氏で、SRMは4000万~1億米ドルを現金で、残りは自社新株で支払う。現金支払い分は銀行借り入れで賄う。WTCは以下の権益を保持している。
1)オーストラリア証取上場のBlissコープLtdの29.42%権益とBlissの960万株を追加購入するオプション。Bliss社は不動産/鉱業機器/自動車付属品/航空機販売/メタルスタンピング/廃棄物処理/運輸/林業等の領域における50年の営業歴を有する。SRMはBliss及び中国企業と中国安徽省合肥市でミニカーを製造する計画で、関係覚書を交換している。
2)中国合肥市のザ・ゴールデン・フェニックス・レクレーショナル・センターCo Ltdの全権益。ゴールデン・フェニックスは合肥市サイエンス・パーク内の合計420haの2区画(リース権付き)にゴルフ場/住宅等を開発する認可を得ている。同地の資産価値は6326万5000米ドル。
3)ターリエン(大連)セメント・インダストリー・コープLtdの75%権益。大連セメントは、遼寧省の大連空港に隣接した60万6000平米の第1セメント工場(60万平米の採石場を含む/資産価値US$1.17444億)と大連市内に25万5000平米の採石場を有する第2セメント工場(資産価値US$5732.1万)を保有している。
4)合肥市における空港再開発権及び保税工業区開発権。
この他SRMは複数の国内企業買収計画の認可を待っており、これらの取引が実現すれば、同社の払込資本は今日の1億8866万Mドルから4億1176万Mドルに拡大すると言う。(STAR:10/6)
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