2004-11-03 ArtNo.34453
◆Shasun、Chemfabから日量500立米の水購入
【チェンナイ】Shasun Chemicals and Drugs Ltd(SCDL)は、Chemfab Alkalies Ltd(CAL)の淡水化プロジェクトから日量500立米の水を購入することで、後者と合意した。
ヒンドゥービジネス・ラインが11月1日報じたところによると、CALはポンディシェリー連邦直轄区政府から30クロー(US$654万)を投じ2段階に分けて日量4000立米の水を生産する淡水化施設を設けることを原則的に承認された。第1期工事のコストは12クロー(US$262万)で、日産1000立米の淡水化施設が設けられる。CALのC.H. Krishnamurthy Rao会長兼MDによると、これは同社が必要とする量の2倍で、SCDL等、ポンディシェリー周辺の産業に売却する。ポンディシェリー政府は、現在使用している以上の地下水を汲み上げることを認めないため、事業拡張計画が停頓していた。しかし淡水化装置を設けることにより苛性ソーダの日産能力を現在の110トンから50%拡張できる。State Bank of Indiaが第1期プロジェクトに対して8クロー(US$174万)を融資することを認めている。
一方、CALとその姉妹会社Membrane Technologies Ltd(MTL)はカナダ企業Chemitics International of Canada(CIC)と3社提携を結んでおり、同協定の下、CICは脱硫黄技術を、MTLは中空繊維膜(hollow fibre membranes)を用いた塩水(brine)浄化技術を、それぞれ提供する。CALは1.5クロー(US$33万)を投じて塩水浄化施設を設ける。浄化された塩水は苛性ソーダの原料として用いられる。MTL及びCICの装置はインド国内で生産された後、40社余り存在する国内苛性ソーダ会社に販売され、CALが保守やアフター・セール・サービスを提供すると言う。(SEAnews2004-09-29号参照)
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