2004-11-03 ArtNo.34452
◆Reliance Energy、原子力発電所建設の可能性を検討
【ムンバイ】インド国内の基底負荷(base-load)需要を満たす上からReliance Energy Limited (REL)は原子力発電所を建設する可能性を検討している。
インディアン・エクスプレス、エコノミック・タイムズ、ザ・ヒンドゥーが11月1日報じたところによると、RELのV.K. Chaturvedi取締役(新電力イニシアチブ担当)は、Bhabha Atomic Research Centre(BARC)創設記念式典の会場で以上の消息を語った。Nuclear Power Corporation of India (NPCIL)会長を務めた経歴を有するChaturvedi氏によると、RELはインドで最初に原子力発電を手掛ける民間企業になる可能性が有るが、それには政府方面、取り分け原子力局(DAE:department of atomic energy)とNPCILの支援を必要とする。民間部門が原子力発電を手掛けることを認める原子力法(Atomic Energy Act)修正案が国会を通過したなら、RELは国内の電力需要の増大と化石燃料の減少を配慮し、他社に先駆け原子力発電に乗り出す。国内では2050年までには600-700ギガワット(GW)の電力が必要とされることから、遅滞なく新たなエネルギー源を開拓せねばならない。
RELはこの他、僻地等の電力需要に応じるため風力や太陽熱の利用も検討していると言う。
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