2004-11-03 ArtNo.34450
◆Lakshmi Mittal氏、インド/中国鉄鋼市場進出に関心
【ロンドン】世界最大の鉄鋼会社Mittal Steel Corporation(MSC)をリードする非居住インド人実業家Lakshmi Mittal氏は、その世界戦略の一環としてインド及び中国市場にプレゼンスを築くことに関心を寄せている。
エコノミック・タイムズが11月1日伝えたところによると、Mittal氏は“ニューヨークでThe Sunday Telegraph”のインタビューに応じ「MSCは4大陸の14ヵ国に足場を有するが、真の国際的鉄鋼メーカーになるためには、依然として不十分であり、中国やインド等、他の市場に進出する必要がある」とその抱負を語った。それによると、世界の鉄鋼産業は激動期を迎えており、今後地方プレーヤーは消滅し、グローバル・プレーヤーが台頭すると言う。
Mittal氏が77%支配するニューヨーク/アムステルダム証券取引所上場企業IspatとMittal氏の非公開会社LNM Holdings、そしてファイナンシャー、Wilbur Ross氏により築かれたInternational Steel Groupを統合してこのほど発足したMSCは、今年約6000万トンの鉄鋼を生産、ライバルArcelorのそれに1000万トンの差をつけるものと予想されている。
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