1995-10-07 ArtNo.3445
◆<星>コチョ氏、市価下回るS$1.45でL&M公開買付
【シンガポール】建設/エンジニアリング会社のL&Mグループ・インベストメンツの39.8%の株式と16.8%のワラントをガスリーGTS社から買収したヨハネス・コチョ氏に率いられるインドネシア人コンソーシアムは、L&Mの残余株式/ワラントに対し、取引停止前の市価2.65Sドルと2.23Sドルを遥かに下回る1.45Sドルと0.45Sドルで、公開買付を提案した。
スハルト大統領の子息バンバン・トリハトモジョ氏を含むインドネシア投資家コンソーシアムはガスリーGTS社のL&M持ち株の買収に8889万Sドルを支払っており、同取引は主にコチョ氏のZasidonホールディングズPte Ltdを通じて行われた。アナリストらは上記の公開買付価格から見て、コンソーシアムはL&Mの支配権益取得に特に関心がないものと予想している。またL&Mのアルバート・ホン会長がL&M持ち株(16%)を処分して退陣するとの噂が伝えられていたが、同氏がそのシェアを取得したコストは1株1.68~2.51Sドルであることから、ホン氏のシェア売却も遅れるものと予想されている。(BT,LZ:10/6)
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