【ニューデリー】インド政府は新空港開発資金を捻出するため、特定の空港において航空機搭乗客からアドバンス・デベロプメント・フィー(ADF:Advance Development Fee)を徴収する計画だ。
ヒンドゥー・ビジネス・ラインが11月1日報じたところによると、民間航空省筋は同紙に以上の消息を語った。それによると、搭乗客1人当たりの徴収額は500ルピー(US$11)以上にはならない見通しで、徴収された料金は新設される基金に積み立てられ、政府のハイパワー委員会が管理する。インド政府が間もなく関係通達を発表する見通しだ。
2003年インド空港法修正案(Airports Authority of India (Amendment) Bill, 2003)によれば、ADFはそれが徴収された空港の改良・拡張・開発に、もしくは新空港の開発に支出あるいは融資される。政府筋によるとADFの徴収は関係プロジェクトが実行される前に開始できる。
政府はカルナタカ州Bangaloreとアンドラプラデシュ州Hyderabadに新空港を開発することを既に認めている。バンガロール空港の開発コストは1328クロー(US$2.9億)と見積もられ、Siemens/Larsen & Toubro (L&T)等から成るコンソーシアムがインド空港局(Airports Authority of India)と共同で開発に当たる。またハイデラバード空港第1期工事のコストは1394クロー(US$3.04億)と見積もられている。