2004-11-01 ArtNo.34442
◆Sona Koyo、富士機工製品のインドにおける販売計画
【チェンナイ】ステアリング・システムの指導的メーカー、Sona Koyo Steering Systems(SKSS)は富士機工株式会社のライセンスを取得し、後者の製品をインド国内で販売することを計画している。
インディアン・エクスプレス、ヒンドゥー・ビジネス・ライン、ザ・ヒンドゥーが10月30日伝えたところによると、富士機工のライセンス取得は、商用車及び構内運搬車両セグメントへの進出を図る努力の一環で、SKSSは最近フランスを拠点にする欧州の指導的ステアリング・コラム製造会社Fuji Autotechの21%の権益を取得した。SKSSのSurinder Kapur会長兼MDによると、同社はFuji Autotechから技術移転を受けることを目指しており、関係交渉は2005年1月までに妥結する見通しだ。
SKSSがタミールナド州Sriperumbudurに設けた輸出志向ユニット(EOU)の開所式に出席するため29日、Chennaiを訪れたKapur会長によると、同輸出志向ユニットは月間2万ユニット、年間にして25万ユニットのマニュアル・ステアリング・ギアを製造でき、内約1万5000ユニットは米国拠点の合弁パートナーKoyoに、約5000ユニットは技術パートナーMandoに、それぞれ納入する。月産量は追って4万ユニットに拡大される。同EOUに400万米ドルを投資したSKSSは、ゼロppm(part per million)工場にすることを目指しており、投資額は1年で回収、向こう2年間にさらに400万-1200万米ドルを追加投資する計画だ。
チェンナイの既存工場ではステアリング・コラムを製造しているが、主にHyundai Motor Indiaの需要に応じるため年産12万ユニットのマニュアル・ステアリング・ギア生産ラインを増設する。投資額は12クロー(US$262万)と見積もられ、2005年1月までに着工される。同生産ラインはハリヤナ州Gurgaonの工場から移転されると言う。
|