2004-11-01 ArtNo.34435
◆Deepak Nitrite、原油急騰で50%生産削減
【ムンバイ】マハラシュトラ州Pune拠点の特殊化学品会社Deepak Nitrite Ltd (DNL)は原油高騰に伴う原料供給の逼迫からRehnoucinolの生産を50%削減した。
エコノミック・タイムズが10月28日伝えたところによると、DNLのDeepak Mehta重役(MD)は同紙に以上の消息を語った。それによると、Rehnoucinolは主にタイヤ業界やゴム化学業界で使用されているが、この種のハイエンド特殊化学品(speciality chemicals)価格は、原料がキロ当たり50ルピー値上がりしたにも関わらず、汎用化学品(commodity chemicals)のように急速に変化しない。このため損失を拡大しないためには生産を削減する他ないと言う。
原油が急騰する中で、多くの化学品会社、取り分け特殊化学品会社は、工場の操業を停止するか、生産の削減を強いられている。これらの企業はベンゼン、トルエン等の原料が値上がりし、苦況に立たされている。業界観測筋によると、化学産業全体を通じて30-35%の操短が行われている。
今年上半期(2004/4-9)にベンゼンはキロ当たり60ルピーに70-75%、トルエンは同70%、それぞれ値上がりした。原油価格は過去1年間に70%上昇している。
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