1995-10-07 ArtNo.3442
◆<星>モービル・パワー、トゥアス発電所入札にも関心
【シンガポール】モービルが新設したモービル・パワーは20億米ドル相当の発電プロジェクトへの参加を目指しており、このうち5億米ドルが直接出資される。
モービル・パワー社のリチャード・ゲラント社長がこのほどBT紙に語ったところによると、現在、入札もしくは事業化調査段階にあるプロジェクトの規模は500~1000メガワットで、5年後には合計2000メガワットの発電事業権益を掌握する計画だ。シンガポール政府が売却を計画しているトゥアス発電所への入札にも大きな関心を抱いているという。タマセック・ホールディングズが80億Sドルを投じて建設する同発電所の発電能力は4.8ギガワットで国内最大規模になる。公益事業局(PUB)の発電・ガス資産を引き継ぐ新設持株会社のシンガポール・パワーが同発電所の建設・運転を管理する。モービル・パワーは域内の発電プロジェクトへの投資に際してシンガポール・パワーと手を組むことを希望しているという。(BT:10/6)
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